今日の文章

とある男の物語

彼は樹海を彷徨っていた。その理由、それはあえて語らないでおこう。
気温は30度を超え、彼は彷徨い続けて既に半日を過ごしている。
滝のように降り注ぐ虫の声、どこからともなく漂ってくる腐臭。
そのとき彼は前方に何かを見つけた。
それは人のような形をしていた。
彼は目を疑った。

それは壊れた人形だった(完)

目を疑って実際に見間違えだったというネタを思いついて書いてみた。微妙な伏線を張ってみている。SSも演出面が駄目なら文章で勝負と言う方針にしようと思っている。